Zentyalでは,Postfixやdovecotを使ってIMAP+SMTPのメールサーバを簡単につくれる。
Zentyalを使った場合でも,Postfixの設定は/etc/postfix/
以下に,dovecotの設定は/etc/dovecot/
以下で行う。
だたし,main.cf
やdovecot.conf
を直接編集しても,モジュールの再起動時などに,Zentyalによって書き換えられてしまう。つまりmain.cf
などを直接編集しては行けないということ。(次の紹介するページでは,"Modifying the configuration files directly is incorrect"という表現を使っている)
オリジナルの設定を使い続けるためには,Development and advanced configurationを参考にして,マスターを作成する必要がある(英語が読める人は,リンク先を読めば良い。)。
/usr/share/zentyal/stubs/"module"/
以下にある,.masファイルを,/etc/zentyal/stubs/"module"/
の下にコピーして,コピーしたファイルを編集ればよい。
例えば,Postfixのmain.cfを編集する場合には,次の手順。
/usr/share/zentyal/stubs/mail/main.cf.mas
を/etc/zentyal/stubs/mail/main.cf.mas
にコピー/etc/zentyal/stubs/mail/main.cf.mas
を編集する。sudo service zentyal mail restart
でメールサービスを再起動。
/usr/share/zentyal/stubs
以下のmasファイルを直接編集した場合には,モジュールをアップデートした時に設定が上書きされてしまう。/etc/zentyal/stubs/
以下のファイルは,モジュールをアップデートしても残る。