2014年5月21日水曜日

国公立大出身の講師98%→実際は14%の進学会のさらなる高みを目指して

2014年5月20日に,各地で学習塾を経営する進学会が消費者庁より景品表示法に基づく措置命令を受けました。

参考:「株式会社進学会に対する景品表示法に基づく措置命令について」

平成23年(2011年)5月23日から平成25年(2013年)3月11日までに配布したビラで,あたかも、対象役務に係る学習塾における講師の98パーセントが国公立大学・大学院出身者で あるかのように示す表示をしていた点が問題視されました。

実際には,対象役務に係る学習塾における講師のうちの国公立大学・大学院出身者が 占める割合は、約14パーセントにすぎないものでした。

北海道新聞によると,次のような事情であったようです。

全国の講師1548人について「国公立大出身98 %」などと不当 に表示 したという。実際は国公立大を卒業した出身者は14・6%だけで、在学中のアルバイトが約83・5%を占め、合計が98%だった。

国公立大出身の講師98%→実際は14% 進学会で不当表示 在学生バイト含め広告記載

一応魚拓も載せておきます。

北海道新聞の記事のよると,全国に講師が1548人いることになります。

ところで,進学会は上場企業であるため,有価証券報告書を提出しており,有価証券報告書には,期中の従業員数が連結・単体で記載されます。

といわけで,消費者庁が指摘した期間の進学会の有価証券報告書に記載された塾関連事業に従事する連結ベースの従業員数を見てみましょう。

計算日従業員数臨時従業員数合計
平成25年(2013)3月31日現在27611611437
平成24年(2012)3月31日現在28812171505
平成23年(2011)3月31日現在28011771457

塾関連事業に従事している従業員全員が講師だとしても1548人にはたりません。しかし,このあたりは,有価証券報告書に記載するんが期中平均人数ということや,北海道新聞に乗っている数字がのべ人数かもしれないということで,説明がつくのでしょうと,力強く主張したいところです。

講師が全員で1548人いたということを信頼して,内訳を考えてみましょう。次の表のような内訳になります。

区分割合人数
①国公立大学の出身者14.6%226人
②国公立大学の在学生83.5%1293人
③非国公立大の出身者または在学生2%29人
合計100%1548人

在学者である②は,臨時従業員にあたると考えられます。講師1548人中,有価証券報告書の従業員数に該当するのは,①と③の一部ということになります。講師1548人に対する割合上では,進学会の正規従業員である講師は,最大で255人だと考えられます。

ざっくりとした計算で,塾関連事業に従事する進学会の従業員のうち,1割程度は講師ではないと推定できます。この人たちは,新規出店計画の立案やビラの作成などに従事している人ということでしょうか。

なお,仮に,対象となった3年間,毎年1548人の講師がおり,正規従業員である講師の数が255人だと仮定すると,講師の数と,実数値のズレは次の様になります。

 計算上の
正規従業員講師数
有価証券報告書上の
臨時従業員の人数
()内は前表の②との差
報道による講師数の合計
平成25年(2013)3月31日現在255人1161人(-132)1548人
平成24年(2012)3月31日現在255人1217人(-76)1548人
平成23年(2011)3月31日現在255人1177人(-116)1548人

実際には,大学・大学院を卒業・終了後にもアルバイトで塾講師を続ける人もいると考えられますので,①の226人全員が進学会の正規従業員であるとは限りません。実際の正規従業員である講師の数は,255人よりも少ないと考えられます。したがって,アルバイト講師の数のズレももう少し大きいと思います。

学生バイト講師の数がやっぱり足りない気がしますが,そこは,期中平均とかのべ人数とか,いろいろあるのだと思います。まさか,教育産業に関わる上場企業が数を数え間違えたり,数字をチョンボしていることはないでしょうから。

講師のうち8割以上が学生アルバイトとわかっただけでもアレかもしれません。保護者が払っている授業料と学生向けアルバイト求人情報にでている時給の差を見てみるのも面白いと思います。

なお,著者は,進学会が,北海道教育大学の学生・出身者を北大の学生・出身者と言いはったり,宮城教育大の学生・出身者を東北大学の学生・出身者と言い張ったしているしていることは決してないと固く信じております。

2014年5月4日日曜日

middlemanでfoudnation5を使う。

middleman-zurb-foudationを使えば簡単に使えます。 https://github.com/axyz/middleman-zurb-foundation インストールの方法は,作者の方がちゃんと書いてくれているので,それに従いましょう。 bowerを使って,最新のfoundationをインストールしてくれるようです。

2014年4月23日水曜日

Zentyalの各モジュールの初期設定ファイルについて

Zentyalでは,Postfixやdovecotを使ってIMAP+SMTPのメールサーバを簡単につくれる。

Zentyalを使った場合でも,Postfixの設定は/etc/postfix/以下に,dovecotの設定は/etc/dovecot/以下で行う。

だたし,main.cfdovecot.confを直接編集しても,モジュールの再起動時などに,Zentyalによって書き換えられてしまう。つまりmain.cfなどを直接編集しては行けないということ。(次の紹介するページでは,"Modifying the configuration files directly is incorrect"という表現を使っている)

オリジナルの設定を使い続けるためには,Development and advanced configurationを参考にして,マスターを作成する必要がある(英語が読める人は,リンク先を読めば良い。)。

/usr/share/zentyal/stubs/"module"/以下にある,.masファイルを,/etc/zentyal/stubs/"module"/の下にコピーして,コピーしたファイルを編集ればよい。

例えば,Postfixのmain.cfを編集する場合には,次の手順。

  1. /usr/share/zentyal/stubs/mail/main.cf.mas/etc/zentyal/stubs/mail/main.cf.masにコピー

  2. /etc/zentyal/stubs/mail/main.cf.masを編集する。

  3. sudo service zentyal mail restartでメールサービスを再起動。

/usr/share/zentyal/stubs以下のmasファイルを直接編集した場合には,モジュールをアップデートした時に設定が上書きされてしまう。/etc/zentyal/stubs/以下のファイルは,モジュールをアップデートしても残る。

2014年4月7日月曜日

redcarpetを使ってmarkdownをhtmlで出力する

redcarpetでmarkdownをhtmlに出力

rubyのライブラリredcarpetを使うと、markdownをhtml形式で出力できます。

redcarpetのインストール

    gem install redcarpet

htmlで出力

    redcarpet --parse-fenced_code_blocks <File name>

--parse-fenced_code_blocksをつけないと、<code></code><pre></pre>でかこわれないので、コード部分がブロックで出力されない。

--parce-fencedcodeblocksをつけるのが面倒な場合

gemでインストールしたファイルを強引に修正。

対象ファイル:/usr/local/lib/ruby/gems/2.0.0/gems/redcarpet-3.0.0/bin/redcarpet (適宜自分の環境に読みかえてください。)

修正箇所

    parse_extensions = {:fenced_code_blocks => true}

ubutuにapt-getでnode.jsをインストール

node.jsをubuntuにパッケージからインストールする

Installing Node.js via package managerを参考にして、node.jsをubuntuにapt-getでインストール。


    sudo add-apt-repository ppa:chris-lea/node.js

    sudo apt-get update

    sudo apt-get install python-software-properties python g++ make nodejs

インストールがおわったら、nodejs -vでバージョンが表示されれば、インストール成功。

2014年4月6日日曜日

foundationのscssをcompassでコンパイル

foundationをcompassと使用する時の注意点


   foundation new project_name
   cd project_name
   compass compile

で、foundationのscssをcompassでコンパイルできる。

foundation newコマンドは、gitをつかってfoundationのscssとcompassの設定ファイルをチェックアウトする。

あとは、config.rbにしたがって、compassがscssをコンパイルする。

cssファイルの保存先は、config.rbのなかの、css_dirで指定できる。デフォルトは、"stylesheet"になっている。

2014年4月5日土曜日

Zentyal 3.4のPostfixのmain.cf・master.cf,dovecotのdovecot.confのテンプレートの書き換え

zentyalのpostfixとdovecot

/2014/04/zentyal.htmlに訂正を書きました。(14/4/23)

※このやり方は良くないやり方でした。近日中に訂正します。(14/4/22)

zentyal側で設定済のmain.fc,master.cf,dovecot.confを用意してくれるのはありがたいが,問題ある。

/etc/postfix/以下のmain.cfや,master.cfを修正した場合、何かの拍子でzentyalが用意したものに書き換えられてしまう。

これは、やっかい。

templateの書き換え

対応策として、zentyalサイドのtemplateを書き換えてしまう。

templateの場所は以下。

/usr/share/zentyal/stubs/mail/dovecot.conf.mas /usr/share/zentyal/stubs/mail/main.cf.mas /usr/share/zentyal/stubs/mail/master.cf.mas

情報源はこちらのサイトHow to customize the configuration files generated by Zentyal

Postfix+dovecotにSTARTTLSでwindows live mailからSMTP接続するときの設定

Postfix+Dovecotで作ったメールサーバに,windows live mailで接続すると,メールが送信できなかった。

メールが送信できなかった時の状況 
・SMTPの認証は,Dovecot側。
・SMTP:STARTTLSで587番ポートに接続。
・Thunderbirdではメール送信が可能。(→設定そのものはできているということ。)

 ちょくちょく起こることらしい。

 こちらを参考に修正。Re: Windows Live problems - Resolved

 修正箇所:dovecot.conf(postfixの設定ではなかった!) 

auth_mechanisms = plain login

 auth_mechanisms にloginが入っていれば良い。


なお,メールサーバ自体は,Zentyal 3.4を利用して作成。

 Zentyal意外と便利かも。

 windows live mail,やっぱり不便。

2014年1月15日水曜日

HTMLの静的なページのテスト環境をつくるために簡易なWebサーバをローカル環境にたてる方法の説明をします。

rubyとrubyの標準添付ライブラリのwebrickをつかいます。

# -*- coding: utf-8 -*-
require 'webrick'
root = File.dirname(File.expand_path(__FILE__)
server = WEBrick::HTTPServer.new :Port => 4321, :DocumentRoot => root, :DirectoryIndex => ["index.html"]
Signal.trap('INT') do
  server.shutdown
end
server.start

この簡単なプログラムをserver.rbという名前で保存。

ruby server.rb

を実行すると、server.rbをおいたディレクトリがルートディレクトリのウェブサーバが起動する。

ブラウザを起ち上げて、localhost:4321に接続できます。

ポートは、:Port =>で指定します。

rubyをubuntuにソースからコンパイルしてインストールする。

rubyをubuntu13.04にソースからコンパイルしてインストールする方法を調べました。

事前にライブラリをインストールしないといけないのですが、必要なライブラリをまとめてあるところがすくなかったので、なにかの参考にはなるとおもいます。

参照先は次の2箇所です。

  1. gitlabのインストールの説明

  2. ruby-buildのwiki

なお、インストールするrubyは、ruby-2.0.0-p353です。

sudo apt-get install curl

sudo apt-get install -y build-essential autoconf zlib1g zlib1g-dev libyaml-dev libssl-dev libgdbm-dev libreadline6 libreadline6-dev libreadline-dev libncurses5-dev libffi-dev checkinstall libxml2-dev libxslt-dev libcurl4-openssl-dev libicu-dev logrotate

curl --progress ftp://ftp.ruby-lang.org/pub/ruby/2.0/ruby-2.0.0-p353.tar.gz | tar xz

cd ruby-2.0.0-p353

./configure --disable-install-rdoc

make

sudo make install

sudo gem install bundler --no-ri --no-rdoc